修論審査会で6名が発表しました

2023年1月27日、応用化学専攻の修士論文最終審査会。やま☆ラボからは、6名の大学院生が審査に臨みました。

審査会前の一週間、「心配で心配で最近全然眠れていないんです…」「食欲がなくて…体重が落ちてきていて…」「通学時間が惜しくてカプセルホテルに泊まってます…」などなど、まあまあ極限的な状態に。

一方で、これまでの成果が上手にまとまってくると、「研究がめちゃくちゃ面白くなってきていて…」というセリフも、ディスカッションのたびに聞いたり。

審査会では、6名がみんな、これまでの集大成にふさわしい、立派な発表。

私も少しだけお手伝いはしましたが、「試行錯誤・紆余曲折しながらもなんとか研究を進めてきたこと」「結果について悩みながらも考察して修論を書き・スライドを作ってきたこと」「直前になって眠れないほど不安になりながらも発表の準備&練習に取り組んできたこと」は、皆さん自身が、皆さん自身の力で達成したことです。

終了後に撮った写真の晴れ晴れとした顔を見ていると、皆さんが日々成長する姿を傍らで見守ることができたこと、本当に嬉しく思います。

皆さんの青春の大切なひとときに立ち会わせていただけたことに、深く深く感謝しています。ありがとう。

と、エンディングっぽい話をしていますが、審査会の質疑応答を受けて、上手に答えられなかったかも…と思っている部分はあるかと思いますし、修論はオーケーだとしても、学術的にはまだまだまだ追求したいことは多々あるので、引き続き、修論の仕上げにがんばってください

でもまあ、今週末くらいは、ゆっくりとされてみることもできるかと思います。お疲れ様!

目次

修論題目

  • 酒井 祐輔 :テトラフェニルエチレンの凝集誘起発光メカニズムに関する理論的研究
  • 柳 南帆 :三脚巴状分子の凝集誘起発光メカニズムに関する理論的研究
  • 米津 直弥 :金属有機構造体における二酸化炭素の拡散・吸着メカニズムに関する理論的研究
  • 福嶋 一晃 :ニューラルネットワークポテンシャル力場を用いた金属有機構造体の分子動力学シミュレーション
  • 宮脇 綾我 :HIV-1プロテアーゼD30N/L90M変異体の薬剤耐性メカニズムに関する理論的研究
  • 尾島 彩夏 :HIV-1プロテアーゼD30N/N88D変異体の薬剤耐性メカニズムに関する理論的研究
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この記事を書いた人

千葉工業大学 応用化学科 教授。専門はコンピュータ化学、コンピュータを使って分子を解析しています。化学の学びを身近にすることにも興味を持っています。

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