千葉工業大学 / 応用化学科 / 山本研究室
計算化学で生命・物質・環境・教育の問題解決
投稿:21-09-19

柳 南帆, 分子科学討論会 (2021)

題名

クマリンを有する三脚巴状分子の凝集誘起発光についての理論的研究

学会

第15回 分子科学討論会, オンライン, ポスター発表, 2P086

発表者

柳 南帆 / 山本 典史

概要

クマリンを三脚巴状に縮合した三脚巴状分子は、分子内の立体反発のために湾曲した構造をもち、結晶構造中では右巻きと左巻きの二種類の異性体が二量体を形成する。この分子は、希薄溶液に分散した状態ではほとんど蛍光を発しないが、凝集すると発光強度が100倍程度増加する。三脚巴状分子がこのような凝集誘起発光(Aggregation-Induced Emission ; AIE)特性を発現するメカニズムとして、凝集に伴って湾曲構造の反転運動が抑制されるためと推測されているが、詳細は不明である。本研究では、三脚巴状分子が示すAIEの分子機構について、分子シミュレーション(電子状態計算・分子動力学計算)に基づく理論的解析に取り組んだ。

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