千葉工業大学 / 応用化学科 / 山本研究室
計算化学で生命・物質・環境・教育の問題解決
投稿:21-09-15

学内報で山本研の活動が紹介されました

千葉工大の学内広報紙「NEWS CIT」の8・9月合併号で、Mohini Yadav さんが国際学会の発表で優秀賞を受賞したこと、山本研で高校生向けの科学教室(ひらめき☆ときめきサイエンス)を実施したことが紹介されました。

学内報

モヒニさん最優秀賞

今世紀明らかになった生物学の諸問題を細胞・分子レベルで討議する国際会議(アミティバイオテクノロジー研究所主催=4月8〜9日、インド・ニューデリー近郊ノイダのアミティー大学などで開催)で、インドから本学に留学中のモヒニ・ヤダフさん(工学専攻博士後期課程3年、山本典史研究室)が「インフルエンザ・ウイルスやエイズ・ウイルスが薬剤耐性化するメカニズムについてのコンピュータ・シミュレーションを用いた研究」を口頭発表し、最優秀賞を受賞した。

インフルエンザやエイズの治療では、病原ウイルスの増殖を抑える薬が使われるが、ウイルスも対抗変化して薬剤耐性を獲得することがある。

モヒニさんは、コンピューター内で分子シミュレーションし、タンパク質内部の動的な相互作用を詳しく解析する新手法を開発。インフルエンザ治療薬タミフルについて、ウイルスが薬剤耐性を獲得するメカニズムを分子レベルで明らかにした。

受賞にモヒニさんは「I’m really happy to receive the award.(受賞できて本当にうれしいです)」とコメントした。

応化・山本研が高校生講座

「タンパク質が活躍するミクロな世界」を学ぶ夏休みの高校生向け講座(ひらめき☆ときめきサイエンス)が7月31日、津田沼キャンパスのコンピュータ演習室で開かれた。

国の科学研究費補助金を活用した日本学術振興会のプログラムで、大学の最先端研究成果の一端を実際に見て、聞いて、触れてみる機会を設けることで高校生に科学の興味深さや面白さ、学問の素晴らしさや楽しさを感じてもらおうというのが狙い。

講師は応用化学科の山本典史准教授が務め、山本研究室の学生・院生らがアシスタントとして協力した。

参加した国公私立の高校生ら17人は、コンピューター・シミュレーションと分子模型を活用しながら、タンパク質の立体構造や機能についての講義を聞き、実習にも取り組んだ。

午前の講義では、タンパク質の変異や構造異常が原因で引き起こされるさまざまな病気や、感染拡大が続いている新型コロナウイルスの変異株が感染力の強さやワクチンの効果に対してどんな影響を与えるのかなどについて学んだ。

キャンパスツアーでは生命科学科の坂本泰一教授が引率して、分子の立体構造を解析するためのNMR分光装置、DNAの塩基配列を解析するための次世代シーケンサー装置などを見学した。

午後の実習では、高校生らはコンピューター内で薬を設計するインシリコ創薬や、タンパク質の分子模型の組み立てを体験。限られた時間いっぱい、熱心に学び、活発に意見交換していた。

この記事をシェアする